少し前から問題視されてきた少子高齢化で、ペットを飼う方が増えました。
そして、近年の新型コロナウイルスの影響もあり『おうちじかん』が流行り、癒やしを求めてペットを飼う方がさらに急増しました。
マンションでも『ペット可』の物件が多く見られるようになりました。
一緒に暮らすといっても、ペットが安心して暮らせる環境作りが大切になってきます。
壁紙や家具はどうすればいいの?
今回は、ペットと一緒に暮らせるお家へのリフォームのコツをご紹介していきます。
快適に暮らすためのリフォームのコツ
ペットの臭い対策のカギは調湿・脱臭建材が効果的
ペットのお家へ伺うと、必ず気になるのが『ペット独特の臭い』ですよね。
臭いの許容範囲は人によってそれぞれですし、来客がある際は極力臭いは抑えたいものですよね。
犬も猫も同様に重要なのは、臭いの発生元となるトイレスペースの場所です。
ペットの臭い対策において、調湿・脱臭建材は非常に効果的なカギとなります。
調湿材は湿度を調整し、湿度が高すぎる場合にはカビや臭いの原因を防ぎます。一方、脱臭建材は室内の臭いを吸着・分解し、不快な臭いを軽減します。
調湿・脱臭機能のあるセラミック系の建材は、微細な孔が表面に無数にあり、そこに湿気や臭いの成分を吸着させます。
床材は滑りにくく掃除しやすいものにする
猫は爪を研ぐ習性があり、犬は主に走っているときに足の爪などで床や壁を傷つけます。
特に犬は、走り回るので滑りやすい一般的なフローリングだと股関節に負担がかかることがあります。
ペットとの快適な生活を送るためには、床材は滑りにくく掃除しやすいものにリフォームすることをおすすめします。
滑りにくい床材は、ペットが走り回っても安全ですし、特に高齢のペットや小さな子犬・子猫にとっては転倒のリスクを軽減します。
こうした事情を反映して、建材メーカー各社では、滑りにくく掃除がしやすく耐久性も高いペット対応の床材を開発しています。
色や模様などバリエーションも多いので、飼い主様の好みに合わせてコーディネートしてみましょう。
冷暖房や換気機能を改善する
ペットの活動範囲は限られています。
そのため、断熱材を強化し、高効率の窓やサッシにリフォームすることで、保温性を高めます。
また、冷暖房費を削減できます。ペットにとって窓辺がお気に入りの場所であることが多いため、断熱性の高い窓はリフォームする際、特におすすめです。
ペットの臭いやアレルゲンを効果的に排気するため、換気システムを追加・改善することも必要です。
新しい換気扇や空気清浄機を設置し、室内の空気を新鮮なものに保つことができます。
ペットと一緒に暮らす前に冷暖房の方法を見直すことも必要になってきます。
ペットの習性に合わせた環境作り
一言でペットといっても、犬や猫動物の種類によって習性は異なりますし、犬の中でもそれぞれ性格が違います。
ペットとの共同生活を楽しむために、性格や健康状態に応じて調整し、快適な生活を築きましょう。
下記では、ペットに合わせた環境作りのポイントをご紹介していきます。
犬は好奇心旺盛、安全に過ごせる場所を作りましょう
アクティブな犬種は、適切な運動スペースが必要です。
広い庭や近くの公園にアクセスできる住宅は最適です。また、室内でも遊びや運動ができるスペースを確保しましょう。
犬は群れで暮らす動物なので、家族と一緒にいられるよう、広い範囲で段差や間仕切りなどを解消してあげましょう。
犬の居場所作りは家族の気配が感じられるところに
犬は家族の気配が感じられるリビング周りに専用のケージ置き場を用意してあげるとのがお勧めです。
また、犬は穴倉のような天井の低い場所が好きなので、カウンターの下などに居場所をつくると安心します。
猫は高いところが好きな動物。工夫をこらして
キャットツリーは、猫が登ったり寝転がったりするのに最適な場所です。
リビングルームや寝室にキャットツリーを設置し、猫が高い場所から部屋を見下ろすことができるようにしましょう。
壁にキャットウォークを設置するのもおすすめです。
また、食器棚、テーブル、カウンターなど高い場所を活用して、猫のごはんやおもちゃを配置します。
これにより、猫は高い場所で食事を楽しむことができます。
猫の居場所は静かで安全な場所が理想的
窓辺の日当たりの良いスペースは、猫が日向ぼっこを楽しむ場所として最適です。
窓辺にベッドやクッションを置くと、猫がくつろぐでしょう。
また、猫は静かな環境を好みます。騒音の少ない場所を提供し、猫がストレスなくくつろげるように心がけましょう。
キャットハウスやキャットケーブ、クローゼットの中など、静かで隠れることができる場所もおすすめです。
ゴミ箱はビルトインがおすすめ
ビルトインゴミ箱は通常のゴミ箱よりも安全で、ペットが中身を漁ったり、中に入り込んだりすることを防ぎます。
また、臭いや汚れを密閉でき、清潔な環境を保つのに役立ちます。
ペットの安全と快適な共同生活の一環として、ビルトインゴミ箱を検討してみてください。
食品を収納するパントリーも扉付きにして、棚は犬や猫が届かないように高い位置に、コンセントも位置を高くしておけば、電気製品のコードをかじって感電するのを防げます。
リフォームにかかる費用とは?
壁のリフォーム費用
一般的なビニールクロスだと、犬や猫の爪でボロボロにされてしまうことも。表面強度を高めた壁紙に張り替えると、傷つき防止になります。
消臭・防汚機能に優れたペット対応クロスもおすすめです。
床のリフォーム費用
複合フローリングは表面がツルツルしていて、ペットの脱臼や骨折につながることもあります。
無垢フローリングやペット用フローリングだと滑りにくく、足腰にやさしいでしょう。
また、汚れたときに掃除がしやすいように、部分的にはがして洗えるタイルカーペットなどがおすすめです。
窓のリフォーム費用
マンションでは外壁に面した窓を増設するのは難しいもの。
薄暗い部屋に室内窓を設けることで、隣の部屋から光を入れることができます。
ペットのニオイがこもりがちな部屋は、開閉可能な室内窓を取り付けることで換気できるように。
視線も抜けるので、コンパクトな部屋も開放感がでますよ。
おしゃれな室内窓を増設すればインテリアのポイントにもなります。
消臭対策費用
ペットのニオイ対策には、珪藻土やエコカラットのような消臭効果のある壁材を取り入れるのがおすすめ。
ペットのニオイだけでなく、料理やゴミなどの生活臭も吸着してくれます。
また、ハウスクリーニングを定期的に行うことも、対策として有効です。
防音・遮音対策費用
マンションでペットが走り回ったり高いところから飛び降りたりすると、階下に大きな音が響くことがあります。
特に多頭飼いをされていると、騒音に悩まされることも多いでしょう。
遮音性の高いフローリングやカーペットに張り替えることで、足音を軽減できるかもしれません。
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