環境への配慮やSDGsのトレンドが広がる中、リフォーム・リノベーション業界でも『エコ』が注目されています。
エコリフォーム・リノベーションは環境に優しいだけでなく、人々の暮らしや経済にも優しい点が特徴です。
この記事では、今後さらに注目を集めると予想されるエコリフォーム・リノベーションがどのようなものであるのか、またそのメリットについて解説します。
エコリフォームとは?
エコリフォームとは、環境に配慮したリフォームのことです。
エネルギー効率の向上・省エネ設備の導入・再生可能エネルギーの利用・持続可能な素材の使用などを含みます。
これにより、住宅や建物の環境負荷を減らし、長期的に光熱費の削減を図ることができます。
さらに、健康に配慮た素材や設備を導入することで、住まい手の健康にもプラスになります。
エコリフォームは、環境保護と住み心地の向上を両立するリフォームの形です。
エコリフォーム・リノベーションとはどんなものか?
エコリフォーム・リノベーションを一言で表すならば、環境に配慮した家づくりを実現するリフォーム・リノベーションです。
環境に配慮したといっても、抽象的でわかりにくいかと思います。
エコリフォームには、大きくわけると①省エネ性能の高い設備を導入する・②自然素材を使う、という2つの方法があります。
具体的にどんなリフォームがある?
エコリフォームには、①省エネ性能の高い設備を導入する・②自然素材を使う、という2つの方法があるとご紹介しましたが、具体的にはどんなリフォームが該当するのでしょうか。
断熱リフォームとは、住宅の窓・壁・屋根・床に断熱材を追加することで、断熱性能を向上させるリフォームのことです。
断熱性能を高めることで、外部からの熱の侵入を防ぎ、内部の冷暖房効果を維持することができます。
これにより、冷暖房機器の使用頻度や稼働時間を減らすことができるため、エネルギー消費量が大幅に削減されます。
特に、窓の断熱性能を向上させるために、二重窓や複層ガラスの導入が効果的です。この工事は比較的安価でリフォームを行うことができます。
壁や屋根には高性能断熱材を使用し、隙間風を防ぐために気密性を高める施工が行われます。
床の断熱材も重要で、冬場の底冷えを防ぎ、快適な室内環境を保つことができます。
家庭内で使用する設備のすべてが電気によってまかなわれます。
給湯や調理でガスを使わなくなるので、CO²の排出量も削減され、環境にやさしいリフォームと言えます。
エコキュートなどのエネルギー効率の高い設備を導入すれば光熱費も節約できますし、太陽光発電と併用することで、より一層の省エネが実現します。
屋根に太陽光パネルを設置することで、自家発電を行い、電力使用量を削減する方法があります。
太陽光パネルは、太陽の光を電気に変換する装置であり、クリーンで無限のエネルギー源である太陽光を利用します。
設置後は電力の一部または全部を自家発電でまかない、余剰電力を電力会社に売ることも可能です。
これにより、電気代の削減が期待できるだけでなく、エネルギーの自給自足が可能となり、電力供給の安定性も向上します。
初期投資は必要ですが、政府や自治体による補助金や優遇税制が利用できることが多く、これらを活用することで初期コストを抑えることが可能です。
木材や竹、漆喰などの自然素材を積極的に使用することで、化学物質の使用を減らすリフォーム方法があります。
これらの自然素材は、再生可能であり、製造過程での環境負荷が少ないのが特徴です。
木材や竹は、成長過程で二酸化炭素を吸収し、環境に優しい建材です。漆喰は、調湿性や消臭性が高く、室内環境を快適に保つ効果があります。
自然素材の利用は、環境保護と健康的な住環境の両方を実現することができるリフォームです。
エコリフォームがもたらすメリット
第一のメリットは、環境負荷(エネルギーコスト)の軽減になるという点です。
近年、地球に優しい生活を意識する人が増えており、個々の意識が重要であることはもちろん、エコな商品を選ぶことが良いとする価値観が広がっています。この流れに伴い、エコリフォームやリノベーションによって住まいを省エネ住宅にすることが注目されています。
省エネ住宅は、断熱性やエネルギー効率を高めることで冷暖房や照明の使用を減らし、エネルギー消費を抑えることができます。
断熱性を高めることで、夏の暑さや冬の寒さを軽減し、家の中が格段に暮らしやすくなります。
断熱材を窓・壁・屋根・床に適切に配置することで、外部の気温に影響されにくい快適な室内環境が実現します。
これにより、冷暖房の効率が向上し、エネルギー消費が削減されるため、光熱費も抑えられます。
家の中の気温差が小さくなることで、ヒートショックの予防にも効果的です。
ヒートショックは、急激な温度変化により血圧が急上昇することで起こる健康リスクで、特に高齢者に多く見られます。
断熱性を高めることで、室内の温度が安定し、急激な温度変化を避けることができます。
これにより、住む人々の健康を守り、安全で快適な住環境を提供することが可能です。
断熱性能を高めたエコな住まいは、エネルギー消費量が少ないため、一般の住宅に比べてガスや電気の使用量が減少します。
これにより、年間の電気代やガス代が削減できます。さらに、水栓やトイレを節水型に変えることで、水道代の節約も可能です。
また、屋根に太陽光発電を設置した住宅では、余剰の発電量を電力会社に売電することができます。
季節や時間帯によっては、電気代を削減するだけでなく、電力販売によって利益を得ることも可能です。
エコリフォームやリノベーションは、環境(エコロジー)だけでなく経済(エコノミー)にも配慮した改修といえます。
省エネ性能の高い設備や自然素材の使用は初期費用が高いという欠点がありますが、将来的には継続的なコストを抑えることができるため、長期的に見れば通常の住宅よりも経済的に有利になる場合があります。
断熱性能が高まることで、結露の防止や湿度の調整が可能になります。
これにより、結露による水分が土台や柱に浸透するのを防ぎ、腐食のリスクを軽減します。
結果として、住宅の構造部分の耐久性が向上し、長持ちする住まいを実現できます。
また、適切な湿度を保つことで、カビやダニの発生を抑え、健康的な室内環境を維持することができます。
断熱性能の向上は、快適さとともに住宅の寿命を延ばす効果もあるのです。
まとめ
環境にも人にも優しいエコリフォームは、住む人に多くのメリットをもたらします。
リフォームの主な目的である「住まいをより快適にする」だけでなく、断熱性の向上や省エネによる光熱費の削減も実現できます。
もし、そろそろ自宅のリフォームを考えているなら、エコリフォームを検討してみてはいかがでしょうか。
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